デスクワークやスマホの長時間使用で「肩が重い」「首がこる」という方はとても多いですよね。マッサージやストレッチをしてもすぐ戻ってしまう…そんな経験はありませんか？
その背景には 筋膜（きんまく） という体を覆う組織の役割が深く関わっています。
1. 筋膜とは何か？
筋膜は、筋肉や内臓、血管、神経などを包み、全身をボディースーツのようにつなげている膜です。
本来は柔らかく、スムーズに伸びたり滑ったりする性質を持っています。
ところが、長時間同じ姿勢を続けたり、ストレスや冷えで血流が悪くなると、この筋膜が 硬くなったり、筋肉と癒着して動きにくくなる ことがあります。
2. 肩こりと筋膜の関係
肩こりの正体は「筋肉の疲労」だけではありません。
筋膜が硬くなると血流が滞り、酸素や栄養が届きにくくなります。その結果、老廃物もたまり、筋肉や神経が刺激されて「重だるさ」や「痛み」を感じやすくなるのです。
さらに筋膜は全身でつながっているため、肩だけでなく首や背中、腕にも影響が広がります。
3. 筋膜リリースの仕組み
筋膜リリースは、硬くなった筋膜をやさしく伸ばしたり、圧をかけて滑りを良くする方法です。
・筋肉と筋膜の癒着をほどく
・血流を改善し、酸素や栄養を届けやすくする
・神経の過敏さを落ち着かせる
こうした作用によって、肩の緊張が自然とゆるみ、重さやこりが軽減していきます。
4. マッサージやストレッチとの違い
マッサージが「筋肉そのものをほぐす」アプローチなのに対し、筋膜リリースは「筋肉を包む膜」を柔らかくすることが特徴です。
ストレッチと違って、強く伸ばすのではなく ゆっくり・やさしく持続的に アプローチするため、刺激が苦手な方にも安心です。
5. 肩こり改善だけじゃない効果
肩が軽くなると、自然と呼吸が深くなり、頭の重さや目の疲れもやわらぎます。
また、筋膜は全身でつながっているので、肩のケアをすることで背中や腰まで楽になることも少なくありません。
まとめ
肩こりの原因は、単なる「筋肉の疲れ」ではなく、筋膜の硬さや癒着による血流や神経の不調も関わっています。
筋膜リリースで膜の動きを取り戻すことで、肩こりの根本的な改善につながり、全身の軽さを実感できるのです。
「肩がこって仕方ない」「何をしてもすぐ戻る」
そんな方は、一度筋膜リリースを体験してみてください。