1. はじめに
「深く息が吸えない」「胸がつまる感じがする」「呼吸が浅い」など、呼吸のしづらさを感じていませんか?
肩こりや姿勢の悪さと同じように、実は呼吸のしづらさにも“筋膜のこわばり”が関係しています。
2. 呼吸と筋膜の関係
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呼吸は肺だけでなく、肋骨や横隔膜、背中や胸まわりの筋肉が大きく関与
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これらの筋肉は筋膜によってつながっているため、筋膜が硬くなると胸郭の動きが制限される
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結果として「息が深く吸えない」「吸っても十分に入ってこない感覚」が起きやすい
3. 呼吸を妨げる筋膜のこわばりやすい部位
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胸の前(大胸筋)
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肋骨まわり(肋間筋)
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お腹と背中(横隔膜・腰背部の筋膜)
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首まわり(斜角筋、胸鎖乳突筋)
これらが硬くなることで、胸郭の広がりが小さくなり、呼吸が浅くなります。
4. 筋膜リリースで得られる効果
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胸が広がりやすくなり、自然に深い呼吸ができる
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酸素を取り込みやすくなり、疲労感やだるさが改善しやすい
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呼吸が整うことで、自律神経も安定しリラックスしやすくなる
5. 自分でできる簡単セルフケア
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両手を組んで大きく伸びをする(胸郭の前をひらく)
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壁に手をついて胸をストレッチ
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仰向けになり深呼吸しながら肋骨の動きを意識する
6. まとめ
呼吸がしづらいと感じるとき、単なる気のせいではなく、筋膜のこわばりが原因になっていることも多くあります。
筋膜リリースによって胸や背中の柔軟性を取り戻すことで、呼吸が深まり、身体のエネルギーがよみがえってきます。
「最近息が浅いな」「胸が苦しい感じがする」という方は、ぜひ一度筋膜リリースを体験してみてください。